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ちきりん X 山下達郎 共通点1 「長く楽しまれるものを作りたい」

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前回、前々回と、山下達郎さん、ちきりんさんについてブログ記事を書きましたが、それらは実は、今回の記事の前哨戦です。

達郎さんとちきりんさんには色々と共通点があるな~と前々から思っていたのですが、『「Chikirinの日記」の育て方』を読んで改めて、これはまとめて記事にできるのでは、と思うようになりました。

そこで、一旦お二人のことを紹介する記事を書いておこうと思った次第です。
長いので何回かに分けてお送りします。
「お前にたっつあんの何が分かんだよ」、「ちきりんのこと何も知らねえな」など、それぞれのファンの方からのお叱りもあるかと存じますが、気にせず行ってみたいと思います。

☆☆☆

「長く楽しまれるものを作りたい」

最初に気づいたお二人の共通点であり、最も伝えたいと思ったのがこれ。

達郎さんは、「Stand by Meは60年代の曲だが、今、渋谷のスクランブル交差点でかかっていても全く違和感がない。自分も10年、20年経っても色褪せない曲を作りたい」と、何十年も前から常々仰っています。
今、80年、90年台のヒット曲を聞くと、いかにも懐メロっぽい感じのものが多いですが、達郎さんの曲は全く古臭さを感じさせない。
「クリスマス・イブ」は1983年、「RIDE ON TIME」(木村拓哉さん主演の「GOOD LUCK!!」で使われた曲)は1980年の曲だと言うと、皆さん驚きます。達郎さんの、「色褪せない曲を作りたい」という想いを知っているファンとしては、これはとても嬉しいことなのです。

☆☆☆

そしてちきりんさん。

私は、「ブログは蓄積がすべて」だと考えているので、できる限り、「数年後に読んでもおもしろいエントリ」を書きたいと考えています。

「見世物としての論争」に興味がもてません - Chikirinの日記より

「数年後に読んでもおもしろいエントリ」という一文が、今回からの一連のエントリを書くきっかけとなりました。これは、達郎さんの目指す曲作りに通ずるじゃないかと。

PVを稼ぐには時事ネタを追いかけたほうが手軽なのかも知れませんが、果たしてその記事は10年経った後も価値を残せるだろうか、ということですね。
ちきりんさんはよく、Twitterで過去記事へのリンクを張っていますが、何年も前の記事を今読んでも、鮮度が落ちていません。

☆☆☆

達郎さんの方はレコード会社の意向とか、特にインディーズ立ち上げの時は社員を食わせないといけないプレッシャーもあったと思いますが、お二人とも、自分の作るものが長く楽しまれることを望み、一過性のものとして消化されることを嫌っています。

浮き沈みの激しい世界で、これを実践するのは相当に大変なことと思います。
でも、チャートで1位を取るよりも、一時期メディアで引っ張りだこになるよりも、「これ、10年前の曲なの!?」「こんな面白いエントリーを10年も前に書いていたの!?」と言われる方が、ずっと目指すべき価値が高いように思えるのです。