koji-xの小部屋

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ちきりん X 山下達郎 共通点5「変化すること」

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達郎さんもちきりんさんも、これまでに、生き方、または作品作りにおいて、大きな変化を起こしています。

山下達郎:自分で作詞をするようになった
ちきりん:仕事を辞めてのんびりするようになった
(なんか悪意のある対比に見えてしまうな)

☆☆☆

ちきりん X 山下達郎 共通点4「やたら謙虚」 - koji-xの小部屋にも書きましたが、80年代初期、ウォークマン等の普及によって、いわゆるリゾート地で聴くような、ハイトーンできらびやかな音楽がもてはやされました。
当時は「夏だ、海だ、タツローだ!」というコピーがあったほどで、インタビューでは「山下さんって言うと、夏ってイメージですよね!」とか散々言われたらしいです(「クリスマス・イブ」がヒットした以降は「クリスマスってイメージですよね!」に変わったとか……)。

このままではリゾートミュージックとして消費されるだけの音楽になってしまう、この状況を打開するためには、自分で作詞をするしかない、という結論に至ります。
それまで、詩を作るのはとてもエネルギーの要ることで、自分にはそれをやっているだけの時間がない、ということで、作詞は人に任せていました。
しかし、消費されるだけではない、長く通用する音楽を目指すために、作詞をすることを選択したのです。

そして1983年のアルバム「MELODIES」(クリスマス・イブ収録)からは、ほぼ全曲を自分で作詞するようになります。
これは、それまでの音楽性を転換することでもありました。自分で作詞をすることで、より内省的な音楽へと移行していくようになったのです。
この「MELODIES」が達郎さんにとってターニングポイントとなるアルバムとなり、ここからを山下達郎の中期とすることが多いようです。
ちなみにこのアルバムは、私の中でもベストな1枚になっています。

☆☆☆

ちきりんさんは、変化することが大好きという、やっぱり変わった方です。
一番大きな変化は、自由な時間を確保するため、仕事を辞めたことでしょうか。
単に働くのが嫌になったとか、お金が貯まったからということではなく、能動的にそういう選択をされているのです(ちきりんさんは外資系の企業でバリバリ働いていた方ですが、働くのも大好きだったと振り返っています)。

何よりも自由な時間を大事にするちきりんさん。その一方で、バリバリ働くのも好きで、その二つはどうも両立しないようだ、なら最初の20年はガンガン働いて、次の20年は働かない生活を楽しもうという計画を立て、実際に実行しました。

堀江貴文さんも「大胆な発想」と評しているように、こういう生き方はなかなか出来るものではありません。
しかしそれでも、生産性を上げ、市場で生きていける力を身につけ、分相応な生活でチンタラ生きていく(ちきりん談)のであれば、そういった選択肢を持てて、人生の変化を楽しむことも出来るのだということを教えてくれています。
ちきりんさんの著書「未来の働き方を考えよう」を読んでいると、生き方、働き方を変化させることに対して、不安よりもむしろ、自分にも好きな生き方が出来るかも!というワクワク感が生まれてきます。

☆☆☆

人生に大きな変化を起こすことは、大抵の人にとっては不安なものでしょう。
でもそこで思考停止に陥らないで、人生や働き方について、あらゆる可能性を模索することは、ほかならぬ自分の人生を豊かにするための、大事な鍵になるように思えます。

 

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