koji-xの小部屋

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リサーチはあくまでインプット

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前回の記事の続き。

番組内では、丸高さんが、淳さんが獺祭が好きなことを調査して食事の途中に出していたことに対し、「丸高はリサーチ力がすごい」とか言われていた。
しかし、彼女が真に凄いのは、そのリサーチの結果をもとに、もてなしを成功させたこと。つまり、アウトプットの質が高かったことだと思う。
(芸能界のことはさっぱりだけど、お互いのマネージャを通してこっそりターゲットの好みについて聞くことは難しくないはず。)

確かに、もてなす相手の好きな酒を、予めリサーチしておくのはとても大事。だけど、それはただのインプットに過ぎない。それだけでは何の意味も持たない。

そのインプットを活かして、実際のもてなし(アウトプット)に繋げているところが偉いと思う。

ちきりんさんが言う、とにかくアウトプットが大事、という話。
インプットか、それともアウトプットか - Chikirinの日記

もし、このインプットを元に、獺祭をウェルカム・ドリンクとして出してしまうと、今回のおもてなしはうまくいかなかっただろう。
前回の記事に書いたような考察を経て、あの順番で出す、というアウトプットを実現したからこそ、ゲストは心から喜んだのだ。

それも単に出すだけはなく、相手の意表を突く形で、サプライズ的に出すことに成功している。番組中でも少し触れられていたが、「今日はいくつかお酒を用意してますよ」とか、「美味しい日本酒がありますよ」とか、そんな、獺祭に繋がるようなことについて微塵も匂わせない。
なにしろ最初に出したのがモエだ。若手にとっては高い酒だろう。次に酒が出てくるとしたら、まあ、ビールか安い日本酒かな、としか思わない。そこへまさかの獺祭、しかもその最高峰を出してくる。惚れ惚れするわ。

さらに、3本目に獺祭のスパークリングを出すのもうまい。今回のゲストは獺祭がとても好きなので、3本目が違う酒だと、それがどんなに素晴らしいものでも見劣りしてしまうのだ。
ここは同じ獺祭でないといけない。しかもスパークリングなのでカテゴリが違うから、2本目の「その先へ」に比べると劣る、なんてこともない。

やはりどう考えてもあの順番しか無い。
これだけのことを考えてこそ、あのおもてなしが実現できるのだ。
この辺はセンスだけでなく、どうしたら喜んでもらえるかを考えた結果なんだろうと思う。

モエも獺祭も高い酒だ。全部込みで多分4万円以上はする。まだ駆け出しで、狭いマンションに住んでいる若手芸能タレントとしては、おいそれと出せる額ではない。
この出費で番組を盛り上げて注目されるなら、投資として考えれば、という考えもあるだろうが、それでもちょっと躊躇するような額だろう。

獺祭に関して言えばそもそも入手が難しい。その辺の酒屋で売ってない。横浜で、取り扱い店舗に載っている店を2件回ったが、置いてなかった。
ネットで買うと、送料とクール便と代引手数料で千数百円(支払いは代引きか郵便振替のみ。初回注文は代引きのみ)。いい加減心が折れるわ。

まだ若いのに、「獺祭が好き」というインプットから、あれだけのアウトプットを実現したのは、大したものだと思う。

 

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ちなみに、ちきりんさんが会社を辞めた時に送られたお酒もモエ・エ・シャンドン(ブリュットのほう)でした。そういうの送られるような働き方したい(´・ω・`)