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「命を守ること」をリアルに考える

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先月起きた韓国のフェリー転覆事故について、様々な意見が出されています。
痛ましい限りの事故ではありますが、これを教訓として国や企業が対策を立ててくれることを願います。

が、それとは別に、私達一人一人が、自分の、または自分の家族の命を守るということを、具体的に意識する必要もあると思います。

以前、ちきりんさんが、台風の時の避難勧告について疑問を呈すエントリを書いていました。
高齢化時代の災害避難の在り方 - Chikirinの日記

リアルに人の命を守るために、本当に必要な措置は何なのか、という本質を突いたエントリです。
今回のフェリーの事故(というよりそれを批判するワイドショー)を見ていて、このエントリを思い出しました。

☆☆☆ただ叩いてるだけになってない?
我々は、権力者の怠慢、特に人命を守るための努力を怠ったことに対しては、厳しく批判します。が、ともすると、権力者を叩くことが目的になってしまい、本来追求するべき人命救助の本質的な話から離れてしまいがちです。

先ほどのエントリでは、「避難勧告をすること」自体が目的となってしまい、そこから先が思考停止になっていると指摘しています。本来は、避難勧告は人命を守るための手段の一つにすぎないはずで、しかも、その手段では目的が達成できるとは思えない。

そこにあるのは、自分事として命の危険を感じることが出来ない、危機感の欠如なのかなと思います。

今回の事故でも、船員スタッフや、救助の不備について批判が集まっています。当然です。人の命がこんなに粗末に扱われていいわけがない。人災の極みです。
ですが、それを批判したり、怒りを発散したりで終わってしまう訳にはいかない。犠牲者の方たちが残してくれた貴重すぎる教訓は、国や企業だけでなく、我々一人一人も役立てる必要があるのです。

もしまた同じ事故が起こった時に、自分が現場にい合わせ、しかも何の手も打っていなかったら? 後悔してもしきれないでしょう。

☆☆☆自分の命は自分で守るのが原則

自分のツイートから引用

確かに、国家は国民の命を守るべきだけど、実際に事故現場に出くわした時に文句を言っても、国は助けてくれない。企業の危機管理がなっていない、と批判したところで、船はどんどん傾いていく。このままだとマジで死ぬ、という時に、生き残るための準備をどれだけしておけたか、子供の命を守るために、何をすべきか。少なくとも、普段からそういうことに思いを巡らす必要はあるだろうと思います。
(船の事故に関して言えば、コンパクトな救命胴衣が数千円で手に入るようなので、家族分用意しておくとか。現場で絶対に手に入るとも限らないし)。

我々は、ややもすると権力を批判して正義の味方気取りになってしまいがちなんですが(そりゃ誰かが批判しないといけないですが)、一番大事なことは、自分達の命を守ること。
今回の事故だけでなく(毎年起こる水の事故とか)、自分のこととして、普段からリアルに考えておきたいですね。

 

使わないに越したことはないですが……。お守り代わりってとこですかね。