koji-xの小部屋

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コロナで実現してほしいこと

今回のコロナ騒動で、

  • 衛生観念の向上
  • テレワークの一部実現
  • 時差出勤の一部実現

など、良いこともありました。

今回は、まだ実現してないけど、今回のコロナを機に、ぜひ実現してほしいことを考えてみました。

満員電車の撲滅

時差出勤やテレワークとともに実現する可能性はあるけれど、その分運行本数が減りそうな気がする。。。多少運賃が上がるのは仕方ないのかも。

ハンコ撲滅

テレワークを阻む要因として、ハンコが取り沙汰されるようになった。

この機会に、ハンコがこの世から無くなってくれれば、大変ありがたい。法律で禁止してほしいくらいのものだけど、GMO熊谷正寿さんがトップダウンで強力に意思決定したのを始め、民間が自主的にやろうという動きが出てきてるのが素晴らしい。

ハンコのない国のほうが圧倒的に多いんだから、できない理由がない。

ハンコそのものはあってもいいけど、公文書とか、契約書とか、書類関係に使うのは自粛で。スタンプみたいな感覚で残ってくれればいいや。

ついでにいうと、元号も同じ扱いでいいと思う。無くせとは言わないけど、せめて書類からは撲滅してほしい。令和になったのを機に、書類を西暦に変えなかった企業は、ちょっとどうしようもないと思う。

紙の書類も撲滅

マンション買うとき、大量の書類に、気が遠くなるくらい、住所と名前とハンコを押させられた。二度とやりたくない。

銀行の口座開設だって、ネットですべて済むんだから、出来ないはずない。

取扱説明書とか、マンションの掲示板に貼る紙とか、地域の掲示板とかも、ぜひペーパーレスになってほしい。

ハンコとペーパーレスに関しては、GMO熊谷正寿さんがトップダウンで強力に意思決定したのが記憶に新しい。こういうのはやっぱり新しい会社の、若いリーダーが先陣切ってやることになるんだなー。

はんこ出社、「しょせんは民・民の話」──物議を醸したIT担当相の発言全文 - ITmedia NEWS

ということで、紙の書類も自粛で。

ネット投票

コロナ以降、初の国政選挙が、延期されずに強行されたとのこと。

東日本大震災のときには延期した実績があるので、しなかったのは選挙に有利な要因があるのかもしれない。

だけどこれは裏目に出るんじゃないかな。高齢者は投票率が高いが、重症化しやすい人たちでもある。実質的に、選挙権を奪われたということで、炎上するかも。

延期しないんだったら、じゃあネット投票を、という流れになってほしい。お年寄りだってネットで旅行の予約とか普通にするからね。 

投票の際には、候補者について知っておかないといけないので、全候補者が音喜多駿議員くらいに活動内容を可視化してほしい。ていうか義務化してほしい。

外での選挙活動撲滅

もっというと、街頭演説とか選挙カーとか禁止して欲しい。街中で騒ぎ立てるとか、暴走族とやってることが変わらない。

昔と違ってネットで政策を訴えることができるんだから、あんなアホ丸出しのやり方を許す理由にはならない。

そもそも、投票の際に感情論が入り込む余地をなくしたい。

クリーンなイメージとか、握手に応じてくれるだとか、笑顔が良いとか、男前だとか、政策と全く関係ない要素が、選挙に影響しないようにしてほしい。

人間は感情の生き物なので、有権者はそういうのに左右されてしまう。

純粋に政策だけで選択するしかないようにしたい。政策はブログとかで訴えてくれたら良いです。

握手求めて、頑張ってくださいって応援してる人、何を頑張って欲しいのさ。汗水垂らして街頭演説とかで走り回ることでしょ。そういうのやらなくていい時代になったので、候補者には純粋に、政策を詰めたり、いろんな問題についてどう考えているか表明したりだけしてほしい。

ネットについていけない人もいるとか、そういうのは、流石になし。90年代後半くらいから普及しだしてきて、もう20年以上経ってるんだよ。この20年何やってたんだ。

逆に体の不自由な人なんかは、選挙に参加しやすくなるしね。

国会のオンライン化

国会で国全体のことを議論している最中にヤジを飛ばすようなやつは、議員どころか社会人失格。

オンライン運営にして、発言者以外はミュートされるようにすれば、ヤジが原理的に起こりえない。

発言の回数も自動でカウントして、自動でグラフ化できるでしょ。寝てる人もすぐわかるので、これも自動でカウントすればいいや。ネット投票のときに参考にしてもらおう。

まあこれは、議員にコロナ患者が発生して、国会や都議会が閉鎖されたりしない限り、難しいのかも。

タバコ撲滅

喫煙も自粛で。

喫煙者は呼吸器疾患にかかりやすい。

年1万人が亡くなるインフルエンザでは、発症リスクが約5.7倍。毎年受動喫煙で15,000人(うち赤ちゃん70人)を平気で犠牲にする喫煙者でも、自分が恐ろしい病気にかかるのは嫌なはず。少しは自主的な禁煙も進むだろう。

ただ、亡くなった志村けんさんがヘビースモーカーだったということで、少しは世論も盛り上がるかと思ったけど、まだまだっぽいんだよな。。。

どうも、何かを禁止するのは法的に難しくても、自粛を求めると応じる人もいるんで、タバコの生産と流通と販売と購入と所持を自粛要請すれば良いんじゃないかな。

news.yahoo.co.jp

まとめ

ほんとはここに書いたことくらい、コロナ関係なく、とっくに実現していてほしかった。。。

コロナで良かったこと

世界中がコロナで大騒ぎですが、せっかくなので、コロナ騒動のおかげで起きた、良かったことをリストップしてみようと思います。Twitterでは愚痴をこぼしがちなのですが、良いところにも目を向けたい。

世界中の人々の衛生観念が急上昇した(はず)

まずはダントツでこれ。

多分、世界中の人が手を洗い、うがいをするようになったし、咳エチケットも守る人が多くなったはず。

手洗いなんて、日本のような先進国でさえ、小学校上る前からずっと言われ続けてるのに、トイレの後でさえ手を洗わないような非常識な人がものすごく多い。

厚生労働省によれば、手洗いとうがいはかなり効果があるとのこと。

インフルエンザで年25万~50万人が犠牲になっているそうですが、今回のことでそれが大幅に減少してくれることを期待します。そうすればコロナでの犠牲(病気だけじゃなく、自粛による経済ダメージで亡くなる方も含め)も、決してムダじゃなくなる。

普通に、コロナで亡くなった人数以上の人が救われるはずです。

※逆にこれでもまだ犠牲者が減らないなら、人類は思ってたより、もうちょっぴりだけお馬鹿さんなのかも。。。

リモートワークが大きく推進!

念願のリモートワークが実現! 

実施企業も、コロナ以前より倍くらい増えてるらしいです。

※これだけの騒動が起きないと、リモートワークもできない企業が多かったということでもあるけど。。。

断捨離が進んだ

リモートワークに関することですが、通勤時間だけでなく、休憩中に家事を済ませてしまえるので、思ってた以上に時間が浮きました。なんなら仕事が終わる少し前から風呂も沸かせるから、沸くまでのスキマ時間も浮いた!

着替えやら何やら、休憩中にできることは多いので、通勤以外でも、結構な時間が浮いてるはず。

出勤に体力を奪われない

これもリモワ。通勤しないので、オフィスに着いた時点で疲労困憊、なんてバカなことがありません。最初から集中できます。ていうか、目が覚めて2分後には作業開始できます。素晴らしい!

歌いながら仕事ができる

これもリモートワークに関することですが、一人暮らしだから、音楽を(スピーカーで!)聴きながら、歌ったりエアドラムしたりしながら仕事ができます。ただ、疲れる。

Zoomによるオンラインランチ会が楽しい

普段見る機会のない、人の部屋がちょっとだけ見れたり、お子さんが映ったりして、微笑ましす。なんか欧米のおしゃれな企業みたい。

まとめ

後半は殆どリモートワークに関することになりましたが、まあそれだけ素晴らしい仕事のやり方だということですね。

当然ですが、衛生観念もリモートワークも、コロナ収束後も続けなければ意味がありません。もっと言えば、リモートワークするかどうかは、従業員が自由に選べるようになるべきです。

全人類を襲った今回のややこしいことは、同じく全人類の不断の努力でのみ、転じて福となせるわけです。

ゆるキャン△を観てキャンプを始めた人の、その心理を紐解く

前回は、ゆるキャン△の面白さの本質について、私なりの考察と、解釈を披露しました。

koji-x.hatenablog.jp

せっかくなので、引き続き考察を深めてみたいと思います。

キャンプブームとゆるキャン△

昨今のキャンプブームにより、どのキャンプ場も休日はキャンパーでいっぱい。もはやオフシーズンというものは無いのではないか、と感じます。先日も、2月の頭に飯能のcazuキャンプ場に予約無しで行ったら、予約で一杯で帰るハメに。ひい。

キャンプ人口自体は、ピークを迎えた1,996年の1,580万人に比べると、現在は850万人程度。それでもここ数年は10万人/年くらいの割合で増え続けています。ひところの勢いはないものの、静かなブームが続いている、ということでしょう。

2,018年、ゆるキャン△が放送された年の冬からは、今までは完全にオフシーズンだった11月でも人で賑い、翌年は、12月でも、駐車場が開く2時間前から車の行列、年明けて2月になっても、場所によっては予約でいっぱい。ゆるキャン△の影響も多少はあるんでしょうか。

ネットで見聞きする話では、普段アウトドアに縁のない人も、ゆるキャン△を観てキャンプを始めた、という方がいらっしゃるようです。

私もそのクチなのですが、なぜキャンプを始めたのか。アニメの影響、と一言で言っても、アニメの何に影響されたのか?少し考察してみました。

まず、この作品では、キャンプのシーンが楽しそうに描かれています。それでファンがキャンプを始めた、という流れになるんですが、では何が楽しそうなのでしょうか。

冒頭では、口数の少ない女の子が、冬のキャンプ場で一人、無表情でポツンとしています。なのに楽しそうに見える。何がそう感じさせるのか。それが、インドア派の方をもキャンプ場へといざなう、鍵になるはず。

自分のやりたいことが明確

主人公の一人である「りん」ちゃんは、ソロのキャンパーで、しかもオフシーズン限定です。キャンプが趣味の女子高生、という時点で珍しいのに、さらに一般的なキャンプの楽しみからはかけ離れています。

しかしこの子には、自分なりのキャンプスタイルがあり、やりたいことが明確で、そのための判断や行動をしています。友達からキャンプに誘われた際にも、断ってしまいますし、一度、別枠としてみんなでキャンプした後も、ソロキャンを続けています。

自分が一番楽しいと思えることを、やりたいようにやれている、そんな空気感が伝わってくるから、絵的には地味でも、楽しそうに見えるのです。

※もちろん、演出や脚本、BGM、演技が一級品だからこそ、それが伝わるのです。ゆるキャン△が名作と言われる所以は、この難しい問題を見事に乗り越えたから。

また、そんなりんちゃんの姿を見て共感した視聴者が、

自分も、自分なりのやりかたでキャンプを楽しんでいいのかも?

と思えた。それが、ゆるキャン△を観てキャンプをやりたくなった理由ではないでしょうか。

また、こうした姿を見ていると、「自分」というものを持っている、その姿勢が、羨ましくあり、見習うべきもの、と思えてくるのです。

※ちなみにヤマノススメにも共通点があり、こちらは女子中高生による登山、特に楓さんはソロ登山。あおいちゃんたちと登るようになってからも、ソロで登っています。また原作では、あおいちゃんが自分なりの登山スタイルを模索するシーンが多く見受けられます。

作品を通して描かれる、「個」の大切さ

キャンプというと、夏に、家族や友達と賑やかにやるもの、というイメージが強いですが、この作品では、そういった固定観念には一切囚われていません。作中での季節は冬ですし、りんちゃんはソロキャンパーです。

もう一人の主人公、なでしこは、ソロも、りんちゃんとの二人キャンプも、みんなでキャンプも、どれも楽しみたいし、野クルのメンバーはみんなで楽しみたい。斉藤さんはそもそもキャンプ自体しない派だけど、たまにみんなでイベント的にやるのは好き。鳥羽先生はお酒があれば何でも。

みんな自分のやりたいキャンプスタイルがあり、そしてそれを、誰も、誰にも押し付けない。

それぞれが自分のスタイルで、キャンプを楽しむ。それが、多様性が叫ばれる時代に合っていたのでしょう。

それによりキャンパーの間口が広がっり、予備軍にもなり得なかった方が、キャンプデビューすることになったのではないでしょうか。

というか私がそうなので、そうなのかなーと思っただけですが。

 

 

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「ゆるキャン△」の面白さに迫る ~一年越しの言語化、その鍵とは~

TVアニメ、「ゆるキャン△」の面白さを言語化しようと悪戦苦闘した記録です。

以前、何人かの前で発表した内容を元に、加筆修正したものです。スライドショー形式だったので、そこはほぼそのままに、口頭で説明した部分を追記しています。

ゆるキャン△」について

  • 山梨県身延(みのぶ)町を舞台とした、TVアニメ。
  • 女子高生たちが、ゆる~くキャンプを楽しむ話。
  • 2018年1~3月に放送、大ヒット。
  • イベント関連の経済効果だけで8千万以上。
  • このアニメを観てキャンプを始めた人も。

ゆるキャン△の魅力

  • キャンプが楽しそうに描かれている。観るとキャンプがしたくなる。
  • 冬の空気感がよく伝わってくる。
  • テーマソングがOP、EDとも素晴らしいクオリティ。
  • 「しまりん」こと、志摩リンちゃんが可愛い。

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一般的に言われている、ゆるキャン△の魅力といえばこの辺りかなと思うんですが、ではこれらが、ゆるキャン△の面白さのコアを表現しているかと言うと、そうではないんです。

こういった表面的な要素を何十、何百と上げたところで、ゆるキャン△を観たときに我々の心に生まれる、幸福な感情は、説明がつかない。 

その感情が何に起因しているのか、それこそが面白さの本質だと感じるのですが、表面的な魅力と違い、そこを考えようとすると、途端に考察が止まってしまいました。

ヤマノススメとは対極にある作品

テーマの有無

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そこで、私がこよなく愛する作品、ヤマノススメと比較してみました。こちらは、女子中高生たちが登山を楽しむアニメです。どちらも女子高生たちがアウトドアを楽しむということで、一見似たような作品と思われる向きもあるかもしれませんが、実際には全くの逆で、この2つは、対極にある作品です。

その軸は2つあって、1つは後ほど言及しますが、1つは、テーマの有無。

ヤマノススメは、テーマを大変重要視した作品です。どれくらい重要視しているかと言うと、登山のシーンを削ってでも、テーマを描いています。

対して、ゆるキャン△にはテーマがありません。または、あっても非常に希薄で、少なくとも作品全面に押し出しているものではありません。 

テーマがないと面白さが言語化できない?

ヤマノススメについては、面白さの本質を自分なりに考察し、解釈を打ち立て、きちんと言語化することが出来ています。なのに、ゆるキャン△ではそれが全く出来ない。2つの違いは、テーマの有無。

では、テーマがないと面白さが言語化出来ないのか?

納得いかない、仮にそうだとしても、これだけの作品の面白さの本質を、自分の中で咀嚼できないまま一生を終えるなんて嫌すぎる、なんとかしたい!

それで1年位うんうん唸ってたんですが、あるきっかけがあって、急速に考察が進み、言語化にこぎつけました。そのきっかけが、こちら。

のんのんびより

田舎に住む子どもたちの日常を、シュールなギャグを交えつつ描いた、テレビアニメ。

テーマ性は薄い。その意味でゆるキャン△に近い。

※2019/11/28追記:テーマはあった。「愛情」。別途考察を深めたい。

似た作品と比較することで、何か見えてくるものがあるのではないか?

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ここで、のんのんびよりについて軽く説明します。

一言でいうと、この作品は、日本の宝です。

もしこの世界にヤマノススメという作品がなかったら、私の人生で最も重要、かつ最も愛すべき作品になっていたことは間違いありません。

この作品は、おそらく日本のアニメの中で、最も自然の背景が美しく、また温かく描かれた作品です。

キャラクターデザイン兼総作画監督は、大塚舞さんというフリーのアニメーターの方で、先日拝見しました、「まちカドまぞく」という作品でも、同じくキャラデザ兼総作画監督を担当していました。大変才能豊かな、素晴らしいアニメーターです。

のんのんびより、3期の制作も決定していまして、大変楽しみです。

話が逸れましたが、ゆるキャン△と同じ、テーマ性の薄い作品と比較することで、何か見えてくるものがあるのではないか、と思いました。

特に注目したいのは、こちら。

のんのんびより、エンデイングテーマ

温かみのある、優しい曲。

子どもたちを見守る大人の目線のアレンジ。

「見守る」という言葉が、作品の面白さを紐解く、鍵。 

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のんのんびよりはエンデイングテーマが大変素晴らしく、ファーストシーズン、セカンドシーズン、どちらも大変温かみのある、優しい曲に仕上がっています。

歌ってるのは子どもたちで、元気いっぱい歌ってるんですが、そのアレンジは、どう考えても、子どもたちを見守る大人の目線で作られています。

この「見守る」という言葉が浮かんだとき、これが、作品の面白さを紐解く鍵になるのでは、と思いました。

ゆるキャン△」の本質は、ホームビデオ

カメラ越しに伝わる愛情が本質

子どもたちの様子を映したホームビデオは、観ると、ほんわかと、幸せな気分になれる。

それは子どもたちが可愛いから幸せな気分になるのではない。

子どもたちを見守りながら撮影している親の幸せな気持ちが、カメラ越しに伝わってきて、シンクロするから幸せな気分になる。

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子どもたちの様子を映したホームビデオを観ると、我々は、ほんわかと、幸せな気分になれますが、あれは、子どもたちが可愛いから幸せな気分になるのではなく、それを撮影している親の気持ちがカメラ越しに伝わってきて、我々とシンクロするから幸せになるんだという意見を聞いて、すごく納得したことがあります。共感覚というやつでしょうか。

つまり、のんのんびよりと、ゆるキャン△は、ホームビデオに似ているのではないか。作品の面白さもそこにあるのでは。

ゆるキャン△」の面白さ。

子どもたちの日常を淡々と映すことで、ホームビデオにおける、子どもたちを見守っている撮影者と、同じ幸福感を得られる。

※日常系にプラスして、見守る系というジャンル

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子どもたちの何気ない日常を淡々と映すことで、ホームビデオ効果とも言うべき、子どもたちを見守っている撮影者と、同じ幸福感を得られる。それが、ゆるキャン△、及び、のんのんびよりの面白さの本質である。 

これが、私が1年かけて打ち立てた、私なりの解釈です。

ついでにいうと、日常系というジャンルがありますが、見守る系というジャンルもあり得るのではないかと思いました。

更に考察を進めます。

ヤマノススメとの、もう1つの対極軸。

  • ヤマノススメが描いているもの
    • 登場人物の内面。
    • それがドラマ性を生み出す。
  • ゆるキャン△が描いているもの
    • 視聴している私達の心の中に、幸福感を描き出している。
    • そのために、何気ない日常生活をそのまま映すことが大事。
    • テーマとかドラマ性があってはならない。あえて排除している?

---

前述のヤマノススメとの対極の軸、2つ目は、描いているものの違いです。

ヤマノススメでは、登場人物の内面が描かれ、それがドラマ性を生み出し、我々を感動させる。

ゆるキャン△では、視聴者の心の中に直接、幸せな感情を描き出している。そのためには、ホームビデオと同じで、何気ない日常生活をそのまま映すことが大事で、テーマやドラマ性があってはならない。おそらくあえて排除しているものと思います。

他の作品との比較で、新たな解釈が生まれる

ゆるキャン△単体では得られなかった、

似た作品(のんのんびより)との比較
ゆるキャン△の面白さ

対極にある作品(ヤマノススメ)との比較
→描いているものは何か

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このように、ゆるキャン△単体では得ることのできなかった、 ゆるキャン△の面白さ、また、ゆるキャン△が描いているものはそもそも何なのかといったことについて、似た作品、あるいは対極にあたる作品と比較することによって、独自の解釈を打ち立てることが出来ました。

解釈のススメ

3作品とも、1年間という長期の考察に耐えうる作品。

作品についてあれこれと考えを巡らせる時間は何よりも楽しい。

独自の解釈を打ち立てることができたときの、幸福感。

皆さんも是非、ご自分の好きな作品について、自分なりの独自の解釈を与えてあげてください。

※これから寒くなる季節、ゆるキャン△は特におすすめの作品。

---
3作品とも、1年間の考察に耐えた、その事自体が、これらの作品がそれだけ素晴らしい作品であるということの、何よりの証左でもあります。

作品についてあれこれと考えを巡らせる時間は何よりも楽しいものですし、その結果、独自の解釈を打ち立てることができたときには、心の底から幸せな気分に満ち溢れます。

皆さんも是非、ご自分の好きな作品について、自分なりの独自の解釈、独自の世界観を与えてあげてください。

これから寒くなる季節、ゆるキャン△は特におすすめの作品です。

今回の発表にあたって、この解釈が本当にあっているのか確かめるために、あらためて、ゆるキャン△のんのんびよりファーストシーズン、セカンドシーズンと観直したんですが、やはりこの解釈であってるんだと、確信を持つに至りました。絶対の自信があります。

あと「まちカドまぞく」ですとか、「かぐや様は告らせたい」とかも観ていたので、大変なハードスケジュールになってしまいました。

皆さん、アニメの観過ぎにはぜひご注意ください。

最後になりますが、 

ゆるキャン△のんのんびよりヤマノススメを、今後ともよろしくお願いいたします。

 

ご清聴、ありがとうございました。

ゆるキャン△ YAMAHA三輪バイク トリシティ

ゆるキャン△ YAMAHA三輪バイク トリシティ

ゆるキャン△ SPECIAL EPISODE サウナとごはんと三輪バイク」より引用

ゆるキャン△ SPECIAL EPISODE サウナとごはんと三輪バイク | サウナとバイクでととのう漫画 | ヤマハ発動機株式会社

 

ゆるキャン△の監督は、ヤマノススメにもスタッフとして参加していたんだよ。

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ゆるキャン△のんのんびよりヤマノススメを、皆様、今後とも、何卒、何卒、よろしくお願いいたします。

 

言うまでもないことですが、面白いとか、感動したとか、切なくなったとか、そう感じた理由を説明することは、原理的に不可能です。解釈も自分勝手なものです。

ですが、自分が、「これがこの作品のいちばん大切なものなんだ!」と思える価値を、言葉で表現する、つまりこの世に具現化することや、考察を進める過程で、作品の魅力をより深く掘り下げることには、大きな価値があります。

 

 

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ゆるキャン△ドラマ版が挑まなければいけなかったもの

TVアニメで人気を博した「ゆるキャン△」。

女子高生たちがゆる~くキャンプを楽しむお話だが、これが実写ドラマになって放送された。

巷のブログなどを見ると、アニメの再現度が高いと評判のようだ。

だがそれは2つの意味で、評価の指標として間違っている。

1つは、そんな表面的なことを評価する意味など無い、ということだ。

アングルだの、使われている小物だの、セリフや演技だの、そういった、ゆるキャン△の魅力の一つではあるが、表面的な要素が、高い再現度で描かれていたとして、それを評価する意味があるのか。

ゆるキャン△の、面白さの本質に関わる部分こそを、評価すべきではないのか。
※別途、エントリを起こしました。

koji-x.hatenablog.jp

そもそも、現実にあるものがアニメで描かれ、それをまた現実で描くのだから、再現度を高めることはそう難しいことではない。逆に言えばそういった表面的なことしか褒めるところがないとも言える。

2つ目は、アニメが原作の場合、そもそも再現度を高めてはいけないのだ。

アニメの内容を実写でやったら違和感があることくらい、子供でも解る。いい大人が女子高生の役で、アニメのセリフや仕草をするというのは、かなりイタい。想像しただけでイタい。

そうなるのが分かりきっていながら、デフォルメされた世界を現実世界でそのまま再現することに、一体何の意味があるのかさっぱりわからない。

ファンの不評を買ってでも、実写ならではの演出やセリフ、ストーリーにし、ゆるキャン△の本質的な面白さを再現してこその、スタッフ、役者の冥利というものだろう。

話が逸れるが、逆もまた然りで、現実世界をそのままアニメに持ってきても意味がない。

新海監督の映画の中には、背景をものすごく緻密に描いた、実写と見紛うような作品がたくさんあるが、あまり好きではない。なんだか無機質で、冷たい感じがしてしまうのだ。アニメなんだからデフォルメしないと、とも思う。

背景に関しては、「のんのんびより」がその理想形だと思う。単に美しいだけでなく、温かさや優しさにあふれている。それは物語にさりげなく、深く関わってくるのだ。

ということで、ゆるキャン△実写版の3話を途中から観てみた。

評判通り、アニメの内容をほぼ忠実に実写化したものになっていた。

忠実と言っても、表面的な、上っ面の、あっさい部分だけで、中身はスッカスカだったが。

それだけなら、単に手抜きで作られた出来の悪いドラマ、というだけで済んだんだが、だいぶやらかしていたので、ちょっと文句を書いておきたい。

3話はかなり重要な話で、りんちゃんが初めて、もう一人の主人公、なでしこに対して心を開く回だ。
それが、ラストシーンの何気ない一言で表されている。他愛もない、いろんなことの積み重ねがあっての、あの一言に、我々はグッとくる。しかも時系列を入れ替えてラストに持ってくることで、より際立たせてる。

それをまるっとカットしてるもんだから、単に、楽しくキャンプした話になってしまってる。なので話が非常に薄っぺらい。

それが1番重要なシーンだが、2番目に重要な、図書室でのシーンのラスト。りんちゃんのスマホに、なでしこが写ってるカットも無かったことになってる。ああいう何気ないシーンに、微妙な感情や、心情の変化が込められているから、名作と言われているのに。

へやキャンというおまけコーナーでも、一番面白かった「ふじこ!」のシーンがカットされていた。

ここまでくると、どう考えても明らかにわざとやってるとしか思えない。たまたま偶然で、これだけの重要なシーンをピンポイントでカットするとかありえない。

役者の演技については、キャラクターに似せようとして頑張ってるのは伝わってくるのだが、我々は別にモノマネが見たいわけじゃない。

表情や言葉では直接表現されない感情を、それでも伝えるのが演技だ。3話では特にそれが求められるはず。

ゆるキャン△に限らず、昨今のアニメの声優さんの演技は、とても素晴らしい。ドラマ版は、演技力を重視したキャスティングとは思えないが、今回は特にハードルが高かったか。

演出は悪意の塊で、演技はモノマネ大会で、一体何がしたいんだ。

別にゆるキャン△のファンでも何でもないんだが、ここまで侮辱されるとさすがに腹が立つというか、逆に愛着が湧いてきて、観終わった後、勢い余って思わずフィギュアをポチってしまった。

1体目は既に届き、2体目が6月に届くので、大変楽しみ。というか、このドラマがなかったら、フィギュアが出ていることに気づけなかった。

大変素晴らしいドラマだと思う。

最後に

もともと、ゆるキャン△の実写化はものすごくハードルが高い。単に「映像化」という意味では、実在するものを描くだけだから、めちゃくちゃラクなんだろうけど、この作品では目に見えないものを描かないといけない。

何気ない日常生活を描くことで、我々の心に愛情を映し出す。この無謀とも言える挑戦を成し遂げたからこそ、ゆるキャン△という作品は歴史的な名作になった。

アニメの焼き直しをするだけでは、到底そんなものは実現出来ない。

是非、実写ならではの切り口で、子どもたちへの愛情が感じられる作品に挑んでいただきたかった。

ソニー コンパクトデジタルカメラ RX100 M5AとM7。わかってたけど、どちらも必要だった。

購入した経緯

昨年、ソニーのコンパクトデジタルカメラ、RX100シリーズのM5AとM7を購入しました。

それまで使用していたCannon PowerShot G7 X Mark II(以下、G7X II)が、富士登山時、雨の中無理やり撮影していたら壊れてしまったので、買い替えです。

検討していた際には、G7 X Mark IIIも出ていたのですが、どうも基本性能は殆ど変わっていないようだったので、唯一の弱点とも言えるAFの性能の弱さも、克服できていなさそうでした。

AF性能に着目すると、RX100シリーズ以外に選択肢がありません。素早く正確なAFは、テンポよく撮影するために、どうしても必要でした。

RX100について

RX100は、シリーズ通して、デザインや操作はほぼ同じですが、ズーム倍率に違いがあります。

RX100シリーズには、M1~M7までありますが、ズームの倍率が

  • M5Aまで:2.9倍
  • M6以降:8倍

となっています。

倍率が高いほどレンズが光を取り入れる量が減っていきますが、たとえズームしない状態でも、最大倍率の高いレンズのほうが、光を取り入れる量が少ないので、室内や夜景の撮影には向いていません。

特に被写体が、ペットや子供など、動くものの場合、全く使いものにならないです。こういうときは明るいレンズは必須です。

※M5Aは、M5のソフトウェアを最新のものに更新してバージョンアップしたもの。

そこで、M7は趣味の登山等、屋外で使用し、M5Aは室内や夜景で、という使い分けにしようと思いました。

まとめると、

  • M5A:ズームは2.9倍までだが、明るいレンズで、屋内や夜景に強い。
  • M7:ズームは8倍までいけるが、暗いレンズで、屋内では使い物にならない。

操作性

まず初めに、はっきり言って操作性は悪いです。
それまで使用していたG7X IIがものすごく使いやすかったので、比較すると特にそう感じます。

※というか、ヨドバシとかで触った感触でいうと、キャノンのPowerShotシリーズの一部以外は、まともな操作性を有していないと感じます。

  • 写真を拡大表示しようとすると、いきなり最大で表示される。
  • 露出を変更する専用のダイヤルがない。

あと、屋内で撮影するときに、絞り優先で撮影したところ、シャッター速度が1/1,000になった写真が何枚もありました。当然、ISOもつられてバク上げですので、だいぶノイジーな写真になってしまいました。屋内での撮影にだいぶ癖があるようです。

また、あれだけの連射性能を誇りながら、操作の方はもっさりで、

  • 起動、停止にかかる時間が長い。
  • 再生画面のサムネイルのスクロールが死ぬほど遅い。使い物にならない。

こういったインターフェースの悪さは処理の遅さにストレスを感じることもありますが、割り切って諦めるしかないところです。

バッテリーの持ちが悪い

どちらもG7X IIに比べて悪く感じられます。一応、モバイルバッテリーで充電しながらの撮影もできますが、撮影しにくいことこの上ないので、緊急用ですね。予備のバッテリーはあったほうが良いかと思います。

画質

それまで使用していたG7X IIとの比較になりますが、画質は、1ランクとは言いませんが、0.5ランクほど上がったような気がします。

イルミネーションの撮影では、ホワイトバランスをオートにしておくと、寒い感じの写真になりがちです。この辺りはG7X IIと同じ。自分で設定して、肉眼に近いものを選ぶ必要があります。

HDRの出来が良い

これは特筆すべき性能です。

自然の風景を撮影する際、逆光になることも多いですが(特に冬は太陽が低い位置にあるので)、被写体に明るさを合わせると空が白く飛んでしまい、空に合わせると被写体が真っ暗になってしまいます。

HDR(High Dynamic Range)は、それを肉眼で見たときのように、明るいところも暗いところも映し出す機能です。

HDRをオンに設定すると、シャッターを切った際、露出を変えながら3枚の写真を連続で撮影して、それらを自動で合成します。

※なので撮影にかかる時間は長く、動くものを対象にするにも不向き。

G7X IIのHDRはほとんど効果が感じられなかったのですが、こちらは肉眼で見たのと同じように撮影され、感動しました。これは今後も、多用すると思います。

ただ、設定するのにいちいちファンクションキーから当該設定を呼び出して、オンオフを切り替えないといけないので、ものすごく面倒です。

※G7X IIはこれをシーンモードに入れ込んでいました。予めシーンモードをHDRに設定しておき、通常は絞り優先モード、HDRにしたいときはダイヤルを回してシーンモードにするだけで、切り替えることが出来て便利でした。肝心のHDRの効果は殆どありませんでしたが。。。

パノラマ撮影が楽

シャッターボタンを押しながら、カメラの向きを左から右へ動かしていくだけです。こちらも割と使用頻度は高め。モード切替ダイヤルでお手軽に撮影できるので、楽です。

撮影

これまでに撮影した写真を掲載します。

まずは圧巻の、木曽駒ヶ岳から。すべてM7です。

こういう雲とかは、ズームレンズだと迫力が出ます。

テント場からの雲。8倍ズーム。

テント場からの雲。8倍ズーム。

こんなのもアップにできると嬉しいところ。

テント場からの里山。8倍ズーム。

テント場からの里山。8倍ズーム。

ズームすると圧縮効果が出やすいので、ドラマチックな映像に。

テント場からの雲。8倍ズーム。

テント場からの雲。8倍ズーム。

夕焼けのオレンジの部分をアップにしました。そこだけ切り取ることで、幻想的な風景に。

テント場からの夕焼け。8倍ズーム。

テント場からの夕焼け。8倍ズーム。

逆にこういう暗い被写体にはめっぽう弱く、シャッター速度を30秒まで落とし、かつISOを2000まで上げています。ちょっとノイジー

テント場からの満天の星空。30秒露光。

テント場からの満天の星空。30秒露光。

ISOを戻すのを忘れて、しばらくそのまま撮影してしまったので、ノイジーな写真が続きます。。。

日の出直前の雲海。ズームして雲を一杯に写すことでで、雲たっぷりな仕上がりに。

朝焼けの雲海。ズームすると雲たっぷりな感じに。ISOを戻すのを忘れて、ガビガビな写真に。。。8倍ズーム。

朝焼けの雲海。ズームすると雲たっぷりな感じに。ISOを戻すのを忘れて、ガビガビな写真に。。。8倍ズーム。

御来光は、まさに8倍ズームの出番。

山頂からの御来光。これもISOが。。。でもオレンジの光は綺麗。8倍ズーム。

山頂からの御来光。これもISOが。。。でもオレンジの光は綺麗。8倍ズーム。

普通に撮るとこんな感じ。

御来光、ズームなし。

御来光、ズームなし。

お次はパノラマ撮影。まさにこういう場所でうってつけ。アルプス感満載です。

千畳敷カールの縁、乗越浄土から、パノラマ撮影。 

千畳敷カールの縁、乗越浄土から、パノラマ撮影。 

千畳敷カールの麓から、パノラマ撮影。

千畳敷カールの麓から、パノラマ撮影。

ロープウェイから撮影した小さな滝と渓流。撮影のチャンスは一瞬。こういった場面でも、ちゃんとピントを合わせてくれるので助かります。

千畳敷カールのロープウェイから。8倍ズーム。

千畳敷カールのロープウェイから。8倍ズーム。

室内でも明るさがあれば、それなりにキレイに。

トマトの湯むきと焼いたバジル、モッツァレラ。ズームなし。

トマトの湯むきと焼いたバジル、モッツァレラ。ズームなし。

トンボの羽が光を受けて綺麗。こんなのもズームならでは。

トンボ。8倍ズーム。

トンボ。8倍ズーム。

瑞牆山に登ったときの富士見平小屋。これもズームがないと撮れないやつ。ひっきりなしに出入りしていましたが、なんとか撮影できました。AFの性能にも助けられました。

山小屋にいた小鳥。7.8倍ズーム。

山小屋にいた小鳥。7.8倍ズーム。

 箱根湯本の天成園にて。アヒルの毛並みがよく写ってます。すごい。

箱根湯本の天成園にて、2羽のアヒル。8倍ズーム。

箱根湯本の天成園にて、2羽のアヒル。8倍ズーム。

こちらは暗がりに行ってしまったのでISOが6400まで上昇。流石に汚いですね。

箱根湯本の天成園にて、2羽のアヒル。5.8倍ズーム。

箱根湯本の天成園にて、2羽のアヒル。5.8倍ズーム。

割と暗い時間だったのでISOは1000まで上がったけど、綺麗に撮れました。被写体に近づけば簡単に背景がボケてくれます。

箱根湯本の天成園にて、観葉植物。ズームなし。

箱根湯本の天成園にて、観葉植物。ズームなし。

飯能市の棒ノ嶺。原作版ヤマノススメに登場する山です。

暗い森林地帯で、雨もぱらついていたので、ISOは1600まで上昇。

飯能市の棒ノ嶺。ズームなし。

飯能市の棒ノ嶺。ズームなし。

雨の中の紅葉。ズームで切り取ると、鮮やかな赤が映えます。

飯能市の棒ノ嶺。3.9倍ズーム。

飯能市の棒ノ嶺。3.9倍ズーム。

お次はM5A。

暗いライブステージ内の様子。シャター速度は1/13まで抑えたものの、さすがにISOは1250まで上がりました。

ライブステージ。ズームなし。

ライブステージ。ズームなし。

恵比寿ガーデンプレイスのイルミネーション。手持ちで1/30秒。ISO800。これくらいの感度なら綺麗。

恵比寿ガーデンプレイス。ズームなし。

恵比寿ガーデンプレイス。ズームなし。

人物無しで、イルミネーションがメインの場合、露出を-0.3くらいに抑えると、不要な人物は暗く、見えなくなり、イルミネーションが強調されます。ISOの上昇も抑えられていい感じ。

恵比寿ガーデンプレイス。ズームなし。

恵比寿ガーデンプレイス。ズームなし。

イルミネーションやツリーは、色合いが肉眼と違ってしまうことが多いので、ホワイトバランスを、近い色になるように設定しました。

恵比寿ガーデンプレイス。ズームなし。

恵比寿ガーデンプレイス。ズームなし。

埼玉県飯能市の紅葉。

玉ボケはあまり綺麗じゃないですが、センサーサイズを考えればこんなものでしょうか。

飯能市の紅葉。2.4倍ズーム。

飯能市の紅葉。2.4倍ズーム。

私の大好きな、 飯能市 トーベ・ヤンソンあけぼの子どもの森公園。逆光が優しい雰囲気を作り出しています。軽くズームするだけで、だいぶ表情が違ってくるのが面白いですね。

飯能市 トーベ・ヤンソンあけぼの子どもの森公園。2.3倍ズーム

飯能市 トーベ・ヤンソンあけぼの子どもの森公園。2.3倍ズーム

同じく公園内の図書館。ガラスケースの中のムーミンを撮影。綺麗に撮れてます。

飯能市 トーベ・ヤンソンあけぼの子どもの森公園。2倍ズーム

飯能市 トーベ・ヤンソンあけぼの子どもの森公園。2倍ズーム

夜景。決して派手じゃないイルミネーションが、この公園にはよく合います。さすがにこれは三脚を使いました。卓上のちっちゃいやつですが。ISOは最低の80。シャッター速度3.2秒。ノイズの少ない、綺麗な夜景が撮れました。

飯能市 トーベ・ヤンソンあけぼの子どもの森公園。1.9倍ズーム

飯能市 トーベ・ヤンソンあけぼの子どもの森公園。1.9倍ズーム

同じくISO80。シャッター速度4秒。空に全くノイズがないのでスッキリ。

飯能市 トーベ・ヤンソンあけぼの子どもの森公園。ズームなし。

飯能市 トーベ・ヤンソンあけぼの子どもの森公園。ズームなし。

ISO80。シャッター速度1.6秒。ステンドガラスが綺麗。

飯能市 トーベ・ヤンソンあけぼの子どもの森公園。ズームなし。

飯能市 トーベ・ヤンソンあけぼの子どもの森公園。ズームなし。

本栖湖の浩庵キャンプ場。ゆるキャン△の聖地ですね。ロッジ内を撮影させていただきました。ISO800。外からの光が入ってきて明るい店内でした。物撮りもいけますね。

本栖湖の浩庵キャンプ場。2倍ズーム。

本栖湖の浩庵キャンプ場。2倍ズーム。

快晴の中、浩庵キャンプ場でキャンプしてきました。富士山がバッチリです。

本栖湖の浩庵キャンプ場。ズームなし。

本栖湖の浩庵キャンプ場。ズームなし。

最大ズーム(2.9倍)したもの。これでも十分綺麗ですが。

本栖湖の浩庵キャンプ場。富士山。2.9倍ズーム。

本栖湖の浩庵キャンプ場。富士山。2.9倍ズーム。

こちらは同じ場所から、M7で最大ズーム(8倍)で撮影したもの。迫力ありますね!

本栖湖の浩庵キャンプ場。富士山。8倍ズーム。

本栖湖の浩庵キャンプ場。富士山。8倍ズーム。

こちらもM7の8倍。夕日の富士。こういうのを撮るときは絶対ズームがほしい。

本栖湖の浩庵キャンプ場。富士山。8倍ズーム。

本栖湖の浩庵キャンプ場。富士山。8倍ズーム。

夜中、満月に近い月と富士山、そして中央にはオリオン座まで!明るい月に引っ張られて富士山や星空が真っ暗になってしまうところ、HDRを使用したので、両方とも写っています。これを撮ったときにはガッツポーズしました。

本栖湖の浩庵キャンプ場。富士山。ズームなし。

本栖湖の浩庵キャンプ場。富士山。ズームなし。

朝焼けの富士山。こちらもHDRで撮影。これをオフにすると、雲が白飛びするか、富士山が暗くなってしまいます。ほぼ肉眼通り。

本栖湖の浩庵キャンプ場。富士山。ズームなし。

本栖湖の浩庵キャンプ場。富士山。ズームなし。

湖面を鏡のように平らにしたかったので、光量を減少させるため、内蔵のNDフィルターをオンにしました。さらにF値を最大に上げて光を最小に絞り込み、ISOも80に設定しましたが、シャッター速度は6秒が限界。これ以上伸ばすと白飛びが激しくなります。

割と幻想的な出来になって、お気に入りです。

ちなみにNDフィルターはM7には内蔵されていません。望遠レンズはデカいので、入らなかったのでしょうか。

本栖湖の浩庵キャンプ場。富士山。ズームなし。

本栖湖の浩庵キャンプ場。富士山。ズームなし。

御来光。左の方にちっちゃい虹が見えてますね。これもHDR撮影。この機能、大活躍です。

本栖湖の浩庵キャンプ場。富士山。1.8倍ズーム。

本栖湖の浩庵キャンプ場。富士山。1.8倍ズーム。

こうして見返してみると、雄大な景色を撮影するときには是非ともM7が欲しいところです。普段は望遠が必要なことがないので、夜景や屋内での撮影のためにM5Aを使うことが多いですが、登山やキャンプでは2つ持っていきたいですね。1つ300g程度とはいえ、きついんですが。。。

両方買うと20万は下らない、強気な値段設定ですが、サイズ、重量、レンズ交換の面倒さで、そのうち使わなくってしまうであろう一眼レフよりも、こちらのほうが私にはあってるのかも。

 M7です。RX100シリーズはどれも値崩れしにくいので、買い替えもしやすいでしょう。

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こちらはM5。

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アクセサリーで、これは絶対必要!ってのがこれ。なんで最初からこのアタッチメントがついた形状になっていないのか、ホント不思議。 

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画質だけで語ってはいけない、趣味としてのカメラの世界

スマホの画質が良くなってるから、デジカメは必要ない」論が出て久しい。また、それに対する反論が、デジカメはズームができるからやっぱり必要、というのも、よく聞く。どちらも話を矮小化しすぎてる気がしてた。

そんな折、先日エレベーターに乗ってたときに、以下のような会話が聞こえてきた。
「○○さんがいいカメラ持ってて、キレイな写真撮ってくれるから、自分は撮らなくていいや、そのほうが楽だし。」

この言葉を聞いて、ようやく理解できた。

つまり、世の中には、写真を撮る行為を楽しいと思ってる人と、そうでない人がいるのだ。

後者の場合、撮影された写真の出来栄えだけが関心事で、撮影という行為そのものには興味がない。

前者の場合、撮影自体もそうだが、そこに至るまでの行為も全てひっくるめて楽しいと感じている。つまり写真撮影が趣味になっている。

趣味でやっている者からすると、いろんな楽しみの詰まった「カメラの世界」なのに、なぜ画質だけを持ち出して、スマホで十分、デジカメ不要になるのか、解らない。もちろん、ズームという一要素を持ち出しての反論も納得いかない。

例えば、釣りが好きな人は、今日は一匹も釣れなかったから、釣りなんてつまらない、もう止めた、とはならない。遠足が、準備をしている時間も楽しいのと同様、おそらく釣りも、週末はどの海に行こうか、天気はどうだろうか、新しいルアーを試してみようか、この釣り竿思い切って買っちゃおうか、など、準備やら、悩んだりやらしてる時間も楽しいはずだ。

山好きであれば、どの山に登ろうか、ザックのパッキングをもう少し工夫できないか、山ご飯何作ろうか、週末は登山靴でも見てこようか、と、楽しみは尽きない。

カメラも同様に、次のお出かけにはどのカメラ、レンズを持っていこうか、新しいレンズ高いなー、ピントをもっとすばやく合わせたい、ぶれないカメラの構え方とは、カメラバッグは何が最適か、と、悩み(楽しみ)は尽きない。

趣味とはそういうものだ。広がりを持つものだ。

自分でも何か趣味を持っている人であれば、例えそれが自分の趣味ではなくても、それくらいは想像力を働かせれば判る話のはず。

いろんな記事で、画質だけを切り出したコンデジ不要論が出てくるが、まさか筆者は、カメラを趣味にしている人がいることを、知らないわけもないだろう。

ならその記事を書いている人は、趣味としてカメラを使っている人にとって、画質だけが注目すべき大事な要素、と考えてることになる。

つまりその筆者は、

趣味としてはデジカメを使っていない。

さらに、

趣味と呼べるものを持っていない、または想像力が乏しい。

ということになる。

WEBの出現により、情報発信のハードルが低くなったせいで、質の低い記事が増えたとはよく言われるが、これもその弊害の一つだったということか。

土日に全く外出しない、引きこもりがちな40のおっさんを、真冬のイルミネーション撮影に駆り立てるだけの魅力がコンデジにはある。きっかけは1インチサイズのセンサーの高画質だったが、どの順番でスポットを回るか、撮影のスケジュールを立てたり、設定を変えてみたり、ズームで撮ったりアングルを変えたり、そういった楽しい世界があることを知った。遠出するときは必ず持ち出している。

スマホで満足しているあなたも、是非そんな楽しい世界を覗いてみてほしい。