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アーロンチェアを導入しよう!

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特にIT業界において、知名度が限りなく100%に近い高級オフィスチェア、アーロンチェア。世間の評価はとても高いのですが、価格も同じく高いのがネックです(15万くらい)。大抵の企業はそもそも導入しようとも思わないでしょう。

しかし、満員電車で疲れきった状態で出社し、さらに安い椅子で腰を痛めて仕事をするなんて意味がわからないよ、って思ってる人は多いはず。
今回は、アーロンチェアを導入するメリット、ハードルの高さをクリアする方法論などを書いてみたいと思います。
(ちなみに私は使ったことありません。。。)

導入については、以下の条件を目指したいと思います。

全社員に支給
8時間以上椅子に座る仕事をしていれば、腰に悪影響が出てきます。
社会人として健康管理に気をつけるのは当然ですが、会社の備品に関してまで個人の責任とされるのは辛い。
必要経費については会社が支給すべきです。これは社員のパフォーマンスを上げるための投資でもあります。

客先勤務の社員にも配送
あくまで、全社員に導入です(私が客先勤務だし)。これによるメリットも後述します。

アーロンチェア」にこだわる
「好きな椅子を社員に買わせて、15万まで支給」でもいいですが、アーロンはその価格の高さも含めて誰でも知っているので、そのブランド力を利用します。会社のイメージアップを図るわけです。
あと、アーロンなら12年保証があるので、結構お得かも。

15万もする椅子なんて贅沢、という向きもありましょうが、1日の1/3は椅子に座っているのです。体を守るためにそれくらいは出すべき。寝具と同じです。

メリット

生産性の向上

私達が生産性を上げるためには、

  • スキルアップで労働時間短縮
  • ムダを省いて労働時間短縮
  • クライアントに評価してもらって単価アップ

等が考えられますが、そのどれもが、即効性も確実性もありません。
会社指定のセミナーを受けても業務に役立つとは限らないし、磨いたスキルが次のプロジェクトでは全く使えないかもしれない。
ムダを排するにも、自分の権限で出来る範囲には限りがあります。「通勤時間がムダだから在宅勤務します」って言っても、普通は会社が認めないですよね。
どれだけ実績を出してもクライアントに評価されず、単価アップに繋がらないこともあるでしょう。

ですが、アーロンチェアを導入すれば、確実に、ほとんど時間を使わずに、全社員の生産性を上げることが出来ます。
時間のかかる教育や業務経験を積むことを一切せずに、すべての社員の生産性を上げることが出来るのです。

イスを変えただけでそんな大げさな、という向きもありましょうが、正しい姿勢であれば、単に腰に優しいだけではなく、長時間集中力が持続するのです。腰の痛みを気にしながら仕事をするのと、快適に業務に集中するのでは雲泥の差です。

それにより業務の速度、精度が上がれば、次からも同じクライアントからお声がかかるかもしれません。
客先勤務であれば、人員を増やすときにオファーがあるかも。

精神的な面での好影響もあるでしょう。特に腰痛持ちからすれば、「こんな高い椅子を用意してもらって、成果が出せないんじゃ申し訳ない」、となり、業務への真剣度や帰属意識やが増すのかな、増さないのかな。

腰痛持ちには必須

そこそこの大企業でも、椅子がしょぼいというのはよくある話。そんな椅子に、日に8時間以上座っていて、健康被害が出ないはずがないんです。その腰の痛みはあなた個人に原因があるのではありません。正しい姿勢をサポートする椅子ではなく、健康を害するような椅子を使わせている会社にあります。

腰痛持ちからすれば、座ってて不安を感じない椅子を使えることは、下手な福利厚生なんかよりも、とても大事です。
あと、この椅子で腰痛が予防されれば、医療費削減にもほんの少しは効果があるんじゃないでしょうか。
あとあと、妊娠中は腰を痛めやすいと聞きますが、アーロンなら妊婦さんにも優しそう。

(特に客先での)会社の宣伝になる

客先で勤務する社員に対しては、配送して使ってもらいます。
周りがしょぼい椅子を使っている中で、15万の椅子が置いてあったら絶対に目立ちます。椅子には社名を、そこそこ目立つように書いておきましょう。すると、
「この○○○とかいう会社は、社員に15万の椅子を用意するのか! しかも客先で働く社員にまで!」と必ずなります。単にその場を通りかかっただけの人からも、です。

この会社は社員を大事にする会社なんだなと認識されるし、噂を聞いた他の社員にも、良いイメージを持ってもらえます。
次にクライアントになってくれるかもしれない、業界で働く人たちに直接アピールできるのです。

良い製品、素晴らしいサービスを提供する会社はいくらでもあります。ですが、「社員を大事にしている会社」、と言われてすぐに思いつく企業なんていくつあるでしょうか。

何しろ15万です。半端な額ではありません。そしてそのことを誰もが知っています。だからこそ、イメージ向上に威力を発揮するのです。

特に広告費をあまりかけられない中小企業では有用だと思います。下手に広告を打つより効果的に宣伝でき、しかも一度導入すればずっと効果が持続するのですから。
つまり、むしろ客先勤務の社員にこそ、是非配備すべきなのです。

会社のイメージアップになる

「弊社では全社員にアーロンチェアを配備しています!」というのはかなりのインパクト。マスコミに取り上げられないはずがありません(知らんけど)
これが、「ほとんどの社員に」だと一気にインパクトが小さくなります。
従業員も自ら、「うちの会社では全社員にアーロン支給してるよ」と、事あるごとに言いふらすことでしょう。
もちろん社員も募集しやすくなります。昨今、ブラックだなんだと言われて多くの人が会社選びに慎重になる中、社員のために15万の椅子を用意する会社というのは、社員獲得競争において、ものすごく有利なはずです。
入社面接に来た人は、「この会社に入ればアーロンで仕事ができるのか」、と強くイメージ付けられます。面接用の椅子のほうがショボイじゃねえかという事になるかも。

その他

アーロン導入

客先から羨ましがられる

うちでも導入しましょうという声が上がる

世間にアーロンが広まる

日本中のオフィスがアーロンに

日本で働けばアーロンが使える!

世界中の優秀な人材が日本へ来てくれる

日本の夜明け

デメリット

ただの椅子なんで、値段が高い以外のデメリットは特にありません。

導入に向けてのハードル

客先に持ち込むのは難しい?

常駐先によっては、自社の資材を持ち込むことをセキュリテイ面で禁止しているところもあるそうです。
情報端末の持ち込み禁止ならまだしも、セキュリテイを理由に椅子がダメってことにはならないんじゃないかとは思うんですが、まあ、どうしてもダメなら、その客先は諦めましょう。次の客先に期待。
これから労働人口がどんどん減っていくらしいので、そんなアホな会社は減っていくとは思います。

また、保守や紛失・破損時の責任所在等管理面で問題がある、という指摘もあります。
通常使用の破損であれば、12年間は無料で修理できますし、客先であんなでっかいものが紛失って、ちょっとありえないことを想定しすぎです。そんな低い可能性のために、すべてのメリットを捨てることはありません。「交通事故が怖いから外に出ない」と言ってるのと同じです。
とは言えこれも客先次第。まずは自社から導入して、いかにメリットがあるかを強調して説得するしかないですね。

高い椅子でも腰を痛めることはある

安かったらもっと痛めます。

コストが高い

多分、一番の課題はこれでしょう。高い導入コストをどうするか。

アーロンチェアの標準的な価格は15万円ほどです。12年保証があるので、12年目にメンテに出すとすると、更に3年くらい、15年はもつと期待できそうです。コストは年間1万円。
現在使っている椅子が5千円位の安物で、5年もつとすると、15年で1万5千。年間1千円です。
差額は9千円。人件費が500万とすると、0.18%。誤差の範囲です。

それでもこの差を埋めようとするなら、

社員旅行を減らす
一人あたり1万円の社員旅行を、年に1回実施しているとします。これを2年に一度に変えてみると、年に5千円浮きます。
「社員旅行なんてする金あるなら給料に上乗せしてくれ」、という方もいらっしゃるでしょうが、アーロンの購入費用になるなら文句もあるまい。

セミナーの受講回数を減らす
社員にセミナー等の受講を義務付けているところは、受講回数を減らすというのはどうでしょうか。または、会社と折半にするとか。自腹だからこそ真剣に受講するようになるはずです(知らんけど)。これで2千円くらい浮くかな?
セミナーは社員に対する投資ですが、それをアーロンの方に回そうと言うわけです。

資格試験の補助を減らす
よほど取得価値の高い資格以外は、補助の対象外とするか、額を減らしましょう。受験にかける時間も無駄です。これも自腹だからこそ真剣に以下略。受験する社員数や受験料にもよるでしょうが、まあ一人頭2千円くらいで。

9千円捻出できました!

私の会社では、社員旅行が年15,000円、セミナーが年6,000円程度だそうなので、結構現実的な線かと思います。なんとでもなりそうですね。

一度に全社員分が難しいなら、数ヶ月か、数年にわたって導入するという手もあります。その間、使えない社員からは不公平感が出るでしょうが、こういうのは大抵、出来ない理由を並べて反対する人たちが出てくるので、その人達を後回しにすると後腐れなくてよいです。

というか実際にアーロンチェアを使っている会社はあるようで、

エンジニアのためのすごい福利厚生まとめ | Find Job ! Startup

どの会社も、社員のパフォーマンスを引き出すためにいろいろ考え、実施しているのが素晴らしい。

そもそも人件費には金をかけるのに、そのパフォーマンスを引き出すための努力をしようともしないのはどういうことなんでしょうか。腰の痛みが酷くてだんだんイライラした文章になってきました。

できることはあるはず。


ついでなんで、「喫煙者は導入対象外」とかにすれば、禁煙が進んで社員がますます健康に!